1級建築施工管理技士第一次検定の「建築学」は、一般構造や建築材料、環境工学など、幅広い分野から出題されます。
私が独学で受験勉強を進める中でも、特に難しいと感じたのが構造力学でした。テキストを読んでも、何から手を付ければよいのか分からないという印象だったため、過去問を入口にして、解説動画などを活用しながら学習を進めました。
一方、一般構造や建築材料などの知識を覚える分野では、問題を繰り返し解けるアプリや、必要な部分をスキャンしたテキストを活用しました。
この記事では、2026年度(令和8年度)の1級建築施工管理技士第一次検定に合格した私が、建築学をどのように勉強したのか、実際に取り組んだ方法を紹介します。
建築学は幅広い知識が必要な科目
建築学には、構造力学だけでなく、一般構造、建築材料、環境工学など、さまざまな分野があります。
分野によって必要な勉強方法も異なります。計算問題では解き方を理解する必要がある一方、構造や材料などの知識問題では、用語や特徴を覚えることが重要になります。
私の場合、試験までの時間が限られていたこともあり、すべての内容をテキストだけで理解しようとするのではなく、過去の出題実績を参考に学習する項目を選び、アプリや動画などを組み合わせて勉強しました。
構造力学は過去問と解説動画を活用
テキストを見ても手が付けられないと感じた
建築学の中で、特に難しいと感じたのが構造力学です。
最初にテキストをざっと見たときは、単に難しそうというだけでなく、自分には手が付けられないのではないかという印象を持ちました。
そのため、テキストを最初から読み込む方法ではなく、まず過去問を確認し、どのような問題が出題されているのかを探ることにしました。
分かりやすい解説動画を探して学習
過去問を確認しても、解き方や考え方が分からない問題がありました。そこで、WEBページやYouTubeの解説動画を探しました。
いくつかの解説を確認する中で、特に分かりやすいと感じた過去問解説動画を見つけ、そこから学習を深めていきました。
私にとっては、テキストの説明だけで理解しようとするよりも、実際の問題を使って解き方を説明してもらう方が、学習を進めやすい方法でした。
構造力学が苦手な場合、最初からすべてを理解しようとするのではなく、まず過去問を見て、解説動画などで解き方を確認する方法も一つの選択肢だと思います。
構造力学の学習に役立ったYouTube動画
構造力学の学習では、株式会社アイベックさんのYouTubeチャンネルを参考にしました。
テキストを読んだだけでは理解が難しかったため、過去問の解説動画を探し、解き方や考え方を学びました。
私がおすすめしたいのは、次の動画シリーズです。
個人的には、最初から1級の問題に取り組むよりも、まずは2級の構造力学から始めてみると、理解しやすいと思います。
構造力学が苦手な方は、こうした解説動画を活用しながら、少しずつ理解を深めていく方法もおすすめです。
一般構造はアプリとテキストで繰り返し確認
一般構造については、アプリを中心に学習しました。
テキストには詳しい内容が詰め込まれていますが、一般の生活では目にする機会の少ない建物内部の構造なども多く、読んだだけではなかなか記憶に定着しませんでした。
そこで、アプリで問題を繰り返し解きながら知識を確認しました。
また、試験が近づいてからは、夜、寝る前に布団の中でテキストを読むこともありました。まとまった勉強時間を確保するだけでなく、就寝前の時間も使って、少しでも知識に触れるようにしていました。
一般構造は、内容を一度読んだだけですぐに覚えられるとは限りません。私の場合は、問題を解くことと、テキストを読み返すことを組み合わせて学習しました。
建築材料は重要項目をスキャンして活用
建築材料については、テキストで要点がかなり整理されていたため、その内容を活用しました。
特に、表にまとめられている項目や、過去問で出題されている項目をスキャンし、スマートフォンなどで確認できるようにしました。
スキャンした資料は、空き時間に目を通すほか、就寝前にもいくつか確認してから寝るようにしていました。
建築材料のように覚える項目が多い分野では、テキスト全体を毎回読み直すよりも、必要な部分を取り出して繰り返し確認する方法が、自分には合っていました。
ただし、スキャンした資料を眺めるだけでなく、アプリで問題を解き、覚えた内容を確認することも大切だと感じました。
出題実績を確認して学習する項目を選ぶ
私は、過去8年分の出題実績をExcelで整理し、各項目がどの年度に出題されているかを確認しました。
そのうえで、出題頻度などを参考に、実際に学習する項目を選びました。
試験範囲は広く、建築学以外にも設備・外構・契約などの科目があります。試験日が近づくにつれて時間が足りないという焦りもあったため、すべての項目を同じように勉強するのではなく、学習する対象を整理することを意識しました。
もちろん、過去によく出題されているからといって、次の試験でも必ず出題されるとは限りません。それでも、出題実績を整理することは、限られた時間で学習計画を立てる際の参考になりました。
過去問の出題実績をExcelで整理した方法については、科目別勉強法の親記事でも紹介しています。
建築学の勉強で役立ったもの
私が建築学の学習で役立ったと感じたものは、主に次の4つです。
- アプリ: 問題を繰り返し解き、知識を記憶に定着させるために活用
- スキャンしたテキスト: 建築材料の表や過去問に出ている項目などを、空き時間や就寝前に確認
- YouTubeの解説動画: テキストだけでは理解しにくかった構造力学の学習に活用
- AI: 理解できない内容を確認したり、学習を補助したりするために活用
建築学は、すべての分野を同じ方法で勉強すればよいというわけではありませんでした。
私の場合、知識を覚える分野ではアプリとスキャンしたテキストが役立ち、理解が難しい内容では動画やAIを使うことで学習を進められました。
まとめ:分野に合わせて勉強方法を変える
建築学は出題範囲が広く、私にとっては簡単に理解できる科目ではありませんでした。特に構造力学は、最初にテキストを見た段階では手が付けられないと感じました。
それでも、過去問を入口にして解説動画を探し、少しずつ学習を進めることができました。また、一般構造や建築材料については、アプリやスキャンしたテキストを活用し、空き時間や就寝前にも繰り返し確認しました。
今回の経験から、建築学の勉強では、苦手な分野をテキストだけで無理に理解しようとせず、過去問や動画など、自分が理解しやすい方法を探すことが大切だと感じています。
試験までの時間が限られている場合は、過去の出題実績を参考に学習する項目を整理し、分野ごとに勉強方法を使い分けることも有効だと思います。
次回以降の記事では、設備・外構・契約など、ほかの科目についても、実際に取り組んだ勉強方法を紹介していきます。




